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上野で野外シネマ「バレエ・フォー・ライフ」

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◆4月26日と27日の二夜だけ、東京国立博物館・表慶館の前で、入館料のみの特別な野外上映があった。私は二日目に行き(前日は雨で急遽室内となったけれど)ゴールデンウィークなのに冬の寒さのなか、気持ちは熱くなれたほど良かった。タートルセーターにダウンコートのフードを被って手袋で、配布された毛布にくるまっても雪山のリフトに乗ってるような寒さだったけど、大満足。ライオン像に挟まれた空間に映されたのは、モーリス・ベジャール・バレエ団の近年の公演の映像で、二時間弱のもの。

バレエ・フォー・ライフ」は、クイーンのフレディ・マーキュリーと看板ダンサーであったジョルジュ・ドンが、共に45歳という若さで一年違いでAIDSで亡くなったことへのオマージュ作品であり、35歳で亡くなったモーツアルトの曲も散りばめつつ、クイーンの17曲で構成されたバレエ。まさに、オペラとバレエを愛したフレディにぴったりの組み合わせ。こんな作品があったなんて知らなかった! 昔、ジョルジュ・ドンの公演を観に行って感動したのに。

曲目のチェックなどせず真っさらな状態で観たので、始まりにホ〜と思い、次の曲は何だろ?とワクワクした。ほんのちょっとの音にも反応(曲にならずに一瞬のモノもあり)ダンサーの動きやコスチュームにニヤリとしたり。ライブ音源もあるので、思わず口ずさむ臨場感も味わえた。シーサイド・ランデブー、ミリオネアといったお気に入り曲もあったけれど、映画のサントラ盤にはいってるような曲は半分ほど、残りの半分くらいはかなり後期の曲で、独特の選曲というか死を意識した想いを感じる。

ジョルジュ・ドンの映像はなんとも悲痛な表情で、公私共にパートナーだったベジャールの深い悲しみが伝わってきた。そのベジャールも80歳で亡くなり、衣装担当のヴェルサーチも初演1997年の翌年に撃たれて亡くなり…、でも、こうして作品は残っている。”芸術”という天才たちの創造した美しく素晴らしいモノは、永遠に人を引きつける力がある。

2020年5月にバレエ団が来日しこの作品も上演決定らしい。これはぜひ生でも観たい。あらためて映画の大ヒットに感謝! 

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◆いよいよ瀬戸内国際芸術祭のシーズンがやってきた。初めての春会期に向けて準備は万端♪ それにしてもこの春は寒さがぶり返して、おかげで桜は長持ちしていろんな場所で楽しめたけれど、あまり天候が荒れませんように。災害の多かった平成は今日で終わり、明日から令和になるなんて。どんな時代になってゆくのだろう。私もいったい…?

〜2019年4月〜

話してみたい!伝えてみたい!ニッポンのこと 1,2

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海外からお客さんをむかえたら 全3巻/食のイラスト/教育画劇(2019)

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グリーンブック と マイ・ブックショップ

先月から引き続き、コツコツとひたすら仕事の日々がようやく終わった〜。花見ものんびりできそうで、ホッとしているところ。途中我慢できずに観たモノと、楽になってすぐに観たモノと、2本の映画について。

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◆「グリーンブック」は、アカデミー賞の作品賞と助演男優賞を獲得した作品。主演男優賞だっておかしくないくらい、でも何も獲らなかったとしても絶対観に行ったし、観たあとの幸福感が素晴らしかった。

ハンサム系だったヴィゴ・モーテンセンが、粗野なでっぷり親父となってて”別人”のよう。助演(主演とも思えるけど)のマハーシャラ・アリは佇まいか顔つきか、いつもなんだか素敵。美人妻のリンダ・カーデリーニはどこかで観てるはずだけど何だっけ?と気になってチェックしたら、大好きだった米ドラマ「ER」に出ていた金髪で小柄な気の強い看護師役。あの頃とはずいぶん印象が変わったけれど、いい年の取り方をしてて嬉しく思う。

黒人ピアニストと白人運転手が、差別のひどい時代のアメリカ南部を演奏ツアーをする事実を元にしたストーリー。こんな人がいたなんて! 当時のヒット曲もたくさん流れるなか、別世界だった二人の距離が近づいてゆく。現代でも差別と偏見というのは相変わらずあるし、世界中にあふれていて永遠になくならない問題かもしれない。煽る人は軽蔑しかないけれど、自分の意識がいつでも正しいわけじゃない。経験だったり教育だったり、一人一人の心がけしかないのかな。

最後の妻のひとことが粋で、涙があふれるほど温かい気持ちになれた。誰にでもオススメしたい大好きな映画。

◆「マイ・ブックショップ」は1959年のイギリスの保守的な小さな町が舞台。強い風が吹く海辺、曇や雨がち、石造りの家、人々の顔は穏やかとは言えない。そんな場所で一人、未亡人の女性が本屋を開くというストーリー。応援をしてくれる人もいれば邪魔をする人もいて…。

全体の色調が美しく、ファッションや小物の隅々までセンスの良さを感じる。イギリスらしさも随所に。本を包んだ紙紐をほどく、ケーキを切り分ける、丁寧に紅茶を注ぐ、などの仕草がたまらなく良かった。主演女優も素敵だったけど、本屋を手伝う少女の仏頂面がチャーミングで、この二人の関係が未来の希望であり、切なくもじんわり来るイイ映画だった。

〜2019年3月〜

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