イラスト・絵本・キャラクター制作
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    illustrator/KAWAMURA Fuyumi

 

 

チームラボ 森と湖の光の祭

◆埼玉の飯能で北欧を感じることができるらしい。それも気になってはいたけど、ムーミンバレーパークがオープンする前まで、夜間イベント「チームラボ 森と湖の光の祭」(3月3日まで)をやっているので、友達とスケジュールを合わせ、極寒の日に訪れた。

都内の住宅地からだと体感マイナス10℃のつもりで、念入りに着込んで行って正解! 雪がチラついたり、強風が吹いたりもしたけれど基本は晴れていて、キラキラした宮沢湖と向こう側の森と、建設中のムーミン的世界を気持ちよく眺めることができた。といってもイベントは5時半からで、入場したのは3時前で、北欧雑貨(お高め)と埼玉の物産(まあ、仕方ない)を見たり、ライトアップ前も遊歩道の一部を下見で散歩したり。

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いい雰囲気のところもあるけれど、遠くに茶畑が見えちゃう道もあるし、それほど北欧ってわけでもない。北欧的なオープンサンドを食べたけど、具材のハムはサイボクハムだろうし、ラーメン屋があるのはどうなのかな? イベント代金だけで入場は無料なので、近場の人が湖を眺めながらのんびりするにはイイと思う。(ただし駐車場は高額で不評のよう)

で、チームラボのアートイベントはとても楽しめたので、寒すぎる中でも1時間ちょっと、けっこう満足できたのだった。

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遊歩道沿いに大きなタマゴ型ライトが並び、色がメラメラと変化し、軽く叩くことでもまた変わる。遠くで観てもキレイ、辿りながら森を進み、高台に広がる光の集合体にはちょっとした興奮があった。三ヶ所の見せ場のうち一ヶ所だけ、強風のため中止だったのが残念。そこは球形を宙に浮かせている状態のようなので無理もないけど。

このイベント終了後、ムーミンバレーパークのオープン3月16日以降はきっと混雑しそう。飯能駅からのバスの車窓がちっとも北欧じゃないのは当たり前でも、もう少し改良の余地がありそうなメッツァビレッジ。暖かい時期にまた違う景色を見てみたい。

〜2019年1月・その2〜

年末年始のアレコレ

年末の仕事納めが思ったより早かったのと、正月にエイッと外出したりで、展覧会と映画をいくつか観ることができた。

◆まずはGINZA SIX 6階の蔦屋書店での「岩崎貴宏 Layer and Folding 」(1月14日まで)。本の栞を立ち上げてクレーンにするシリーズはこの空間にぴったりだし、中央に屏風のごとく広がる黒い作品は迫力満点。

布も糸も綿棒も黒くて、なにやら不穏な雰囲気。地面の下は深く深く、地上には鉄塔と電線、あるいは鉄橋が立ち並ぶどこかで目にした風景。以前も観たことがある好きなシリーズだけど、さらに大きく連なっていた。

銀座では他に、ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)での「三澤遥 続々」(1月26日まで・日祝休)も面白かった。なんというか、細胞のような形と動きと。アイデアの詰まった展示が楽しめて。

 

◆東京ステーションギャラリー「吉村芳生 超絶技巧を超えて」(1月20日まで・月休 *1/14除く)は目を見張るスゴさだった! ひたすら続く金網、毎日の自画像、、写真のような鉛筆画の数々に、上手を超えた異常なくらいの描写力に引き込まれる。

色鉛筆にしてからもますます力強い。色鉛筆って、こんなに発色良かったっけ? マス目を埋めてゆく日々の手の疲れさえ感じてしまう。

圧巻は、新聞の一面を少し拡大して手描きして、さらに自分の顔を加えているシリーズ。一文字一文字、、びっくりする。手描きではなく実物の新聞に自分の顔のシリーズでは、その日のニュースによって表情を変えていて、東日本大震災の時のものはグッと苦しくなる。2013年に亡くなられたとのこと、もっと作品を観てみたかったと残念に思う。

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◆映画「彼が愛したケーキ職人」は、馴染みがないイスラエルの決まりごとが出てきて、へえ?と文化を知る面白さがある。ベルリンとエルサレムの空気、美味しそうなクッキーやケーキ、静かで切ないけれど、心は熱く、安らぐ作品だった。

もうひとつ映画「アリー スター誕生」は何度もリメイクされてるし似たようなストーリーはたくさんあるし、それはそれ。時代、場所、キャストが違えば味わいも異なる。監督もした俳優ブラッドリー・クーパーの歌のうまさ、歌手のレディー・ガガの演技のうまさ、どちらもとても魅力的だった。でも兄役のサム・エリオットの渋さが一番印象的だったかもしれない。

メインの曲はモチロンどの曲も良く、2時間以上があっという間、わりとあっさり終わった気がする。帰り道、頭の中はあの曲がグルグルとかかって満足感に浸れるはず。

結局「ボヘミアン・ラプソディ」は応援上映も行って、私が3回観てしまったほどだから、年始も一番大きいスクリーンが使われていて、「アリー」が損なタイミングになってしまっているみたい。

〜2019年1月〜 本年もどうぞよろしくお願いいたします。 

ジャン=ポール グード 展 と 角文平 展

◆12月は街がイルミネーションできらめいているので、寒くても外出が楽しい。銀座のシャネル・ネクサス・ホールでの「ジャン=ポール グード展覧会」は、この時季に相応しくきらびやかな世界だった。

シャネルの広告イメージを手がけ、写真、ドローイング、映像と、あふれる才能の洪水。美しいバレリーナが、会場を魔法のような動きで微笑みながら回っていて、もうこれは夢の中なんじゃない?と思うような不思議な世界。鳥かごの中で動いているのも不思議。いったいどうなってるの? そういえば、エゴイストのコマーシャルは面白かった、とか、グレース・ジョーンズは強烈だったな、と楽しめた。

映画は75分あり混んでもいたので、空いてそうな時にまた観に行こうと思う。これが無料なのだから、シャネル素晴らしい! 12月25日まで。

<追記>映画は彼の作品とともに女性遍歴までに渡って、エキゾチックさに惹かれてきたことがわかって、とても面白かった。バレリーナの歌う姿も幻想的で、何度でも観たくなる展覧会だと思う。

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◆代官山のアートフロントギャラリーでの「角文平 Fountain / Sleep」もとても良かった。ヒルサイドテラス1階で3スペースに渡って違うタイプの作品が展示されている。どれも面白いけれど一番気に入ったのは、真ん中のスペースの"Sleep"。子供の頃、日が暮れるまで遊んでいて、気づくと暗い公園でゾクリとした思い出。懐かしさと切なさと、何かじんわり来る。

いちはらアート×ミックスや奥能登国際芸術祭で、彼の作品は印象的でファンになったのだけど、今回の個展でやっぱりイイなぁと再確認できた。12月24日まで。

◆今更ながら、スキャナーを良いものに新調したら、色の再現がかなり良くて安心した。ようやくこれでデータ納品を胸張って出来そう。進歩するには道具も勉強も必要なのだった。遅くなってしまって申し訳ない(仕事先に)とも思うし、この先ずっとデジタル的なコトについて行かなくちゃならないの…とも思う。今年どころか平成も終わってしまうなんて。

〜2018年12月〜

ボヘミアン・ラプソディ

◆映画「ボヘミアン・ラプソディ」がたまらなく良かった! 感動なのか興奮なのか、当時を思い出してなのか、半分以上の時間を涙があふれ続けて仕方なかった。冒頭からゾワゾワ。音楽と匂いは、一気に記憶を蘇らせてくれる。

クイーンに一番ハマっていたのは中学から高校にかけての頃だと思う。オペラ調だったりゴスペル風だったり、うねるように曲調が変化するのが大好きで、個性それぞれの四人の中で、なんといってもフレディのカリスマ性に惹かれた。映画のフレディ役は、出っ歯の横顔や仕草など、かなり頑張っていたしラストのステージ再現は本当にすごい!臨場感に震えが来た。独特の妖艶な色気が足りない、と言っては望みすぎかな。そのかわり、ブライアンとジョンの二人があまりにも本人そっくりでびっくり!(ロジャーもまあまあ)

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真実とは違う点もあるそうだけど、パキ野郎とか、ボラプとか、えっ、へぇー、と思う事もちらほらあった。中毒になってしまい、早くもまた観たくなる。で、数日後のレディースデーに再び観に行ってしまった。

再確認したい所や部屋の日本的な装飾品などをチェックできて満足。二度目なのに同じくらい涙が出たし、ここまで感情が高ぶってしまった映画はめったにない。そして、絶対に大きな映画館で観るべき作品。Dolby Atmosと普通の音の違いは、、一度目やや前方と二度目やや後方だし、全然違う!ってほどなのか比べにくいけど、音に包まれる感覚が違うかなとは思った。

 

毎年、酉の市の頃になると、フレディの命日だなぁと思う。もう27年だなんて。クイーンをよく知らない若者が観て、同じくらい感動するかはわからないけど、聴いたことのある名曲がたくさんで、音楽モノ映画にハズレなし(私の好み)なので、強くオススメしたい。観てから聴き始めるという人もたくさんいるはず。

持ってると思っていたCDがほとんどベスト盤で、好きだったアルバムが無いことに気づき(カセットはあるけど…)3枚注文してしまった。やはりベスト盤だけでは物足りない。映画も、惜しくもカットされた部分を復活させたロングバージョンが来ることに期待!4時間超えでも大歓迎なので。

 

◆二年ぶりに再会した友達と、ひさしぶりの新宿御苑を訪れた。紅葉にはまだ早かったけど、黄色くなりかけたポプラ並木は美しくて、そこだけ秋が輝いていた。それにしても、今年の秋はなかなか深まって来ない。セーターを着たい気分でも、宙ぶらりんな服しか着られない暖かさで、街はクリスマス仕様になってきてるというのに。

〜2018年11月〜

10月はワサワサと

◆10月は一番気持ち良く過ごせるから、仕事も外出も、運動も食欲も、はかどるはかどる。大切な人の命日も2つあるし、衣替えだの健診だの、そろそろ会おうよの誘いだの、ワサワサしている。年末になる前に片付けていかなくちゃ、と柿を食べる日々。栗のお菓子も期間が終わらないうちに楽しまなくては。

 

◆谷中のSCAI THE BATHHOUSEでの「名和晃平 Biomatrix」(12月8日まで・日月祝休み)は、なんとも不思議な”LIQUID”シリーズに釘付けになった。どういう仕組みなの? シリコーンオイルと金属粉などの液状素材が、生きてるかのように動いて、気泡を発生させては元に戻りを繰り返す。音、天井に映る影にも注意を向けながら、いくらでも観ていられる。おもしろい!

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◆最終日にすべり込んだのでもう終了したけれど、東京大学総合研究博物館での「珠玉の昆虫標本」は楽しめた。江戸から平成にかけての東大秘蔵コレクションというもので、それぞれの研究者の熱意と集中力に驚く(観に来ている人の虫オタクな会話も熱が入ってた)。小さな蟻なんて、ルーペ無しでは見えないくらい。蛾は苦手だけど、珍しい蝶や美しい玉虫には出会ってみたい。

常設展示も間違いなく上質でワァ〜となるし、東大の校内は大きな木が多くてレトロな建築もあり、散歩や学食も楽しめる。久しぶりだったけど、やっぱりイイ所。イチョウの黄色も楽しみたい。

〜2018年10月〜

浅間国際フォトフェスティバル

◆軽井沢の隣町、御代田にあったメルシャン軽井沢美術館が閉館してしばらく経ち、とうとう新たに”Photo MIYOTA"となっていた。来年の本格始動の前に「浅間国際フォトフェスティバル」が入場無料で開催されていてとても楽しめた!

浅間山を望めるガーデン散策をしながら、または館内でも数々の作品(写真・映像・インスタレーション等)を体験できる。ノスタルジックなもの、ユニークなもの、爽やかもヘンテコもあり、展示方法も個性それぞれ。私が訪れた日は天気が良かったけれど、屋外の作品は雨天時にはどうなるのかな。この夏は猛暑のち悪天候で心配。

一番気に入ったのは、屋外でモノクロ写真をずらり並べたロジャー・バレン作品。入ってすぐの顔パーツを切り立たせたものや、ハメ顔看板も面白かった。トークショーやワークショップもあり、夏休みにぴったりな企画で、軽井沢に行く際は少し足を伸ばしてみるのをオススメしたい。あの場所がつまらない所にならずに済みそうで良かった。9月30日まで。

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◆鎧姿の小さなアート「野口哲哉 〜中世から愛をこめて〜」(9月2日で終了)を銀座のPOLA MUSEUM ANNEXで観た。レンブラント風絵画なども並んでいて、技術力表現力ますますアップの充実した空間だった。一番ツボだったのは柏餅の兜。これからの展開も楽しみにしたい。

台風・雷・地震! 災害続きの日本列島。憂鬱なことが次々起こるこの頃。明るい気持ちでいたいけど。

〜2018年9月〜

水と土〜大地の芸術祭 2018

ずっと気になっていた新潟でのトリエンナーレに初めて行って来た。瀬戸芸には第一回から行っているのに、先輩格のこちらにはだいぶ出遅れてしまった。新潟市での「水と土の芸術祭」に一日(泊)、越後妻有での「大地の芸術祭」は二泊三日、レンタカー駆使しての計四日間。東京・瀬戸内も暑いけど、新潟も同じくらい暑かった!  夜だけは、火星ひときわ輝く星空を見上げるのにいい気温だったけど。

◆「水と土の芸術祭」(7/14〜10/8)の方は、フライング気味に準備したので、日程の水曜がまさかのメイン会場休館日と知ったのが、行く3週間前。マヌケだった〜。一番観たい作品が集まっていたのに。。早割の宿も新幹線も取り消す気力なく、すっきり諦めて、アートもいいけど土地の魅力を楽しむのが第一、と思い返す。メイン会場自体には魅力はないけど、旧斎藤家別邸とその周辺や天寿園は、建物も庭園も素晴らしくて、作品と共に良かった。青木野枝と、特に潘逸舟の”循環”という作品(目から涙が流れ落ちて波になる映像)が最高だった。

駅弁「えび千両ちらし」も駅ナカの居酒屋「ぽんしゅ館 魚沼釜蔵」も大のお気に入りになった。潟に山並みが映り込む風景が印象的。芸術祭としては、せめて8月は無休にするとか、駐車場を無料にするとか、パスポートの満足感が薄いような気がしたのが残念。水曜に行ったのが悪いのだけど。

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◆「大地の芸術祭」(7/29〜9/17)は新潟から十日町に午前中に入り、川西エリア〜(小嶋屋総本店で天へぎ)〜松代エリアを巡って松之山温泉泊。翌日は松之山エリア〜十日町エリアを巡り、ミオン中里泊。最終日は津南エリア〜(クローブ座)〜中里・清津峡へ。かなりの広範囲なので、あまり離れていたり興味の弱い作品は削っても時間が足りず、諦めたものもあったけど、ほぼ予定通りで満足。ずっと雨が降ってないとの事で、田んぼがひび割れてたのが痛々しかったけど、遠目には夏緑色が美しかった。

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作品で好きだったのは、野投のいろいろ、ワープクラウド、国境を超えて・絆(林舜龍はハズレなし)、夢の家、最後の教室、ドクターズハウス、影向の家、家の記憶、ゴーストダンス(夜も強烈)、太田島公園、そして上郷クローブ座レストラン「北越雪譜」。地元の女衆の手料理とパフォーマンスが温かい気持ちになれてとても良かった!味も抜群。

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帰り際の清津峡トンネルは駐車場渋滞のため、少し遠くから歩くことにしたので、時間に余裕を持たないと大変。トンネル内の往復は40分前後で楽しめる。いいスポットが出来たものだなぁ!このアイデアは他のトンネルでもマネできる所はやって欲しい。

へぎそばは、小嶋屋総本店と小嶋屋のどちらも美味しく食べて、ちょっとした違いを知った。天ぷらの具に舞茸か、辛子かワサビか、胡麻は自分で擦るかどうか、等。私は総本家派かな。ギラギラと暑かったけど、所々で麦茶やキュウリやプチトマト、ミニおにぎりをいただいたり、おしゃべりをして、名所・古民家・風景を巡って楽しめて、アートにハッとしたりホォ〜としたり、やっぱり芸術祭はイイなぁと心地よい疲れが残っているところ。

〜2018年8月〜

原美術館での「小瀬村真美:幻画」

◆原美術館で「小瀬村真美:幻画〜像(イメージ)の表皮」を観た。クラシカルな西洋絵画に見えて、実は写真であり、長期間撮影した写真のコマ撮りアニメーションだったりする。

振り子のように二画面を使った作品は、不穏な空気に染まってゆくまでが長めだけど、なかなか面白かった。小さなモノクロ作品でも、よく見るとかすかに胸が上下して呼吸しているのがわかったり、ほんの一瞬の積み重ねを大切に切り取っているように感じた。静寂と寝息と崩壊と。瀟洒な屋敷にぴったりな展覧会だった。(9月2日まで・月休)

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◆妹の誕生祝いに家族で集まって、久しぶりの鰻重を頬張った。幸せな味〜。絶滅の危機がどうなっているのか、スーパー等で売ってるのを見るとよくわからないけど、この食文化は永遠であってほしい! 年に一度でいいから(ホントは毎月でも食べたい)。

◆今月はいろいろあってあまり出歩けず、なんといってもとにかく暑い。年々ひどくなってる気がするし、災害が多発してるのは気候のせいとはいえ、開発しすぎたツケが来ているように思う。さらに地震まで各地で起きているのだから、自然の前では人間の非力さに愕然とする。どうかこれ以上暴れることがないよう願うばかり。

〜2018年7月〜

ひびのこづえ展 と 藤田嗣治の挿絵

市原湖畔美術館「ひびのこづえ展 rokujuu 」は素晴らしかった! コスチュームアーティストとして30年、あらゆるモノをコスチュームに創造してきた彼女の魅力的な作品の数々。実際に着て動いたら、もっと面白いはずで、そのためにパフォーマンスの日もあったけど、観てみたかったなと思う。実は去年の奥能登国際芸術祭で、海の泡のようなドレスを着ることができて、嬉しいのとポワンポワン弾むので踊りたくなったのは確か。

赤い階段(懐かしい)、白い煙を吐く家、海の中、体の中、チェシャ猫、大蜘蛛!等など。ポップで、時にはクラシカルで、ダークな世界もあり、色使いは美しく、造型はユニーク。さすがです! ちょっと遠いけれど、とても気持ちいい場所なので、ぜひオススメ。6月24日まで・月曜休み。

千葉をドライブでというなら、1時間ほどのDIC川村記念美術館(遊歩道も忘れずに)と組み合わせても、天気が良ければイイ一日になるはず。

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目黒区美術館「藤田嗣治 本のしごと」は”フジタの乳白色”とは違うタイプの魅力があって良かった。本の挿絵は細い線画で、浮世絵を感じさせると同時に、どこか西洋風でもあるので、海外から見た東洋のエキゾチックさがある(「日本昔噺」「中毒に就て」が最高!)。そして、友人への手紙が楽しい!筆まめさにビックリするし、可愛らしい一面を知った。6月10日まで。その後、6月23日〜10月30日・三島のベルナール・ビュッフェ美術館、他へ巡回。

〜2018年6月〜

じっくり観る、ドキドキしながら観る

新緑の鎌倉が美しかったなぁと思ったら、先日の軽井沢あたりは少し戻って、藤やツツジが満開、八重桜も残っている季節だった。寒い雨で、アミガサタケとツチグリ集団に出会えたのは嬉しかった♪ものの、花粉も再び浴びた感じ。

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◆銀座のPOLA MUSEUM ANNEX「もっとそばに face to face 田中智 ミニチュアワールド」の超絶技巧がすごかった!拡大したほうがリアルなくらいの精度で、細かい部分のエッジや美味しそうな色と質感には驚くばかり。お菓子類はモチロンいいけど、タッパに詰めたおかずに一番ぐっと来た。これはぜひ自分の目で確かめて楽しむ展覧会なので、ナントカ空いていそうな時を狙って行くのがオススメ。5月27日まで。

◆映画は「ザ・スクエア 思いやりの聖域」を観た。カンヌ国際映画祭の最高賞パルムドール受賞のスウェーデン映画。権威ある美術館のキュレーターである主人公は、ハンサムで洗練されていて、車は希少なテスラ。そんな彼がスリに遭い、悪いほうへと展開していく。不運もあるけど選択の誤り?誰にでも起こりうる事態かもしれない。緊張で身体を固くしながら、所々笑い、皮肉をたっぷり浴びる2時間半。ここ何年かヨーロッパの特に北欧の映画は、格差社会と移民問題を扱っているものばかり観ている気がする。とても現代的。怖くて面白い、考えさせられる作品だった。

〜2018年5月〜

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