イラスト・絵本・キャラクター制作
    冬壺茶壺 〜かわむらふゆみWebサイト〜
    illustrator/KAWAMURA Fuyumi

 

 

水戸へ、天王洲へ、

◆先月、ひたち海浜公園のコキアの紅葉にあわせて、水戸へ足を伸ばした。「デイヴィッド・シュリグリー LOSE YOUR MIND ようこそダークな世界へ」を観るために。シュールでブラックなユーモアがたくさん詰まった展覧会で、Tシャツの柄になったドローイングが前後左右ぎっしりだったり、ヘンテコな立体、とぼけたアニメーション、と、おもちゃ箱のよう。中でも、ざわざわと散らばった「虫」はどの角度から観ても面白くて大好きな作品。鼻穴に指したボールペンを走らせる頭も楽しいし、最後のアニメーションのオチにもやられた。展示されてた多数の柄のTシャツが、ショップで購入できれば嬉しかったな。水戸芸術館現代美術ギャラリーにて、2018年1月21日まで(月・年末年始休み)。水戸タワーに登るのも忘れずに。

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◆先月、奥能登国際芸術祭でも素敵な作品(廃屋を塩で埋めた海景)だったアーティストの個展へ。岩崎貴宏「ひかりは星からできている」(TERRADA Art Complex 3F, URANOにて、11月25日まで・日月祝休み)。電線や空から見た都市の明るい看板やプラスチックで作った港の景色など、エネルギー問題への意識を感じさせる作品たち。静かに、超絶技で、語りかけてくる。毛糸もタオルも、栞紐に歯ブラシ、何でも立ち上げて電波塔にしてしまう!強力な糊ワザで!

何年か前のヨコハマトリエンナーレで、髪の毛と埃を観覧車にした作品にビックリしたのだけど、それがこの人だった。そうとうプラモデル制作が得意だったのでは。今年のヴェネツィア・ビエンナーレの日本代表だし、すっかりファンになってる。実際目の前でじっくり観てほしい展覧会。天王洲アイル駅と新馬場駅の真ん中あたりでわかりにくい場所だけど、ぜひオススメ。

◆映画「ドリーム」も良かった!1961年の人種差別が公然と行われているアメリカで、自らの能力でNASAでの地位をつかんだ三人の黒人女性の実話。コンピューター黎明期という興味深さ、ケビン・コスナーが久しぶりにカッコイイし、すっきり元気になれるストーリー。こんなスゴイ人達がいたなんて。

〜2017年11月〜

奥能登国際芸術祭 2017

◆石川県の先端にある珠洲市で今年から始まった奥能登国際芸術祭(10月22日まで)。妻有や瀬戸内での成功、そしてこの夏の北アルプスも良かった”総合ディレクターが北川フラム氏”なので、これはマチガイ無し!ということで行ってきた。羽田〜のと里山空港までは1時間ほど。まず感じたのは屋根が真っ黒ということ。つやつや光った黒い瓦屋根が印象的な家ばかり。奇跡的に天候に恵まれた二泊三日で全作品制覇のうえ、白米千枚田のイルミネーションなども観光できてとても良かった(レンタカー利用)。

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多くのレベルの高い作品を楽しめるし、その作品に辿り着くまでの風景も楽しめる。利用していた電車がある日無くなってしまう現実。。。廃線や廃屋に展示されることで、過疎化や環境について、また、当時の様子を感じることができる。作品もモチロンいいけど、その背景も含めて五感で向き合えるから。地元のオジちゃんオバちゃんが、きっといつもより元気になってるようなのもいい。だから芸術祭の旅が好きなのだ。

特に好きだった作品は、吉野史子(木彫の魚を元スナックに配置、実は元々遊廓跡)、石川直樹(酒屋、宿屋、銭湯と広げていた一家の写真と共にシュールな置物を組み合わせてた。女郎部屋にビックリ)、さわひらき(暗がりでの映像とインスタレーション)、岩崎貴宏(家屋を塩で埋めつくして海を表現)、南条嘉毅(時が止まった旧映画館をノスタルジックに再現)らのモノ。角文平、ウー・ジーツォン&チェン・シューチャンのも良かった。

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一番栄えている所でも寂しい感じはあったけど、二三味珈琲(コーヒーもケーキも美味しいお洒落な店)、古川商店(美味しいパン)、イタリアンカフェ・こだま(のりピザ最高)等、とても美味しくて!若い人が頑張っている店もあり、この先少しずつでも人が戻ってきて活性化されたらいいなと思う。また次回を楽しみに。

〜2017年10月〜

ヨコハマトリエンナーレ、池田学をじっくり

ヨコハマトリエンナーレ2017(11月5日まで)はまず横浜美術館へ。まず目に入るのは外側の窓枠と入り口の柱を飾ったアイ・ウェイウェイの作品。難民に実際使用された救命胴衣と救命ボートが、遠くからだと華やかで、近くで見ると社会的問題がすうっと入ってくる。例年のように、なんだかなぁと思うのも、なかなかいいなぁと思うのもある中、印象的で好きだったのは、マウリツィオ・カテランの作品。同じような顔が並んでいたり、壁に吊り下げられた状態だったり。どちらも自身の姿であるらしい。なんともビミョウな表情は、ユーモラスにも悲しげにも見える。あと、ワエル・シャウキーの人形芝居の映像と人形には、エジプトでこの造形?!と目を見張った。クラシカルな題材なわりに、人形はスケルトン素材でモダンでヘンテコな生き物なのが面白い。映像は長すぎて少し観ただけだけど。

BankART Studio NYKでの展示は、建物の雰囲気とみかん組の空間が良いせいか、かなり良かった。3階の花のオブジェとアニメーションのコラボが心地良かったし、電球を使った石黒健一作品にもニヤリ。

横浜赤レンガ倉庫では、3階よりも2階のほうが好きなタイプがあり、最も気に入ったのはドン・ユアンの「おばあちゃんの家」。思い出深い家の各部屋の再現、あらゆる物を各大きさに合わせたキャンバスに分けて描いてあり、ありそうで無かった展示の仕方。ひとつひとつ観る楽しさと、全体を通して昔ながらの中国の民家を訪ねたような面白さが、とても良かった。

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◆日本橋高島屋での「池田学 展 The Pen 〜凝縮の宇宙〜」(10月9日まで)には本当に圧倒されてしまった!努力と才能、想像力に体力、とにかくスゴイ人。緻密だし隠れたキャラ探しもしたくなるので、じっくり時間をかけて堪能するべき展覧会で、眼鏡や拡大鏡持って、ぜひ実物を!

映画「スイス・アーミー・マン」のあまりに奇抜なストーリーには笑っちゃうけど、下ネタ多めだし、展開について行けない人もいそう。こんなヘンテコリンな映画、なかなか無い。大人になりきれない青年の幻想なのか、哲学的にすら感じてくる驚きの一本。ラドクリフ君のファンは大丈夫かな。。

いろいろ興味ひかれるモノ沢山あって、なにかと忙しくなってる芸術の秋。

〜2017年9月〜

夏のキノコ観察 2017

◆この夏は久しぶりに軽井沢あたりで過ごすことができ、キノコ観察を楽しんだ。雨が多かったため、あちこちでポコポコ出て、お気に入りのタマゴタケなんて、昼に卵から少し顔を覗かせてると思ったら、翌朝にはもうカサが開ききってしまうという成長の早さ!3時間おきにチェックするほど入れ込んだ日もあり。

いつか食べるのにもトライしたいけど、あまりの可愛さ(特に幼菌)に今はまだ、観て楽しむだけ。さらに勉強しなくては。

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歩いてて、もちろん目を凝らして探しながらだけど、おっ!と思うキノコとの出会いは本当に心が踊ってしまう♪ 

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◆先月観た映画「ありがとう、トニ・エルドマン」がとても面白かったり、いたばし花火大会を堪能したり。運動不足を痛感することが起きたのはショックだったけど、身体への警告なのだから、もっと動かなくては!と反省。

ある企画の準備をコツコツと進めているところで、暑さが収まってこのまま秋になってくれたらな。

〜2017年8月〜

北アルプス国際芸術祭 2017

◆梅雨の時期なので、天気予報を日々チェックし、行く3日前に日を決めて、チェックしておいたホテルと交通と予約が必要なものを手配して、「北アルプス国際芸術祭 2017」へ行ってきた。信濃大町は初訪問。山に囲まれ、豊かな水に恵まれているせいか、至る所に水飲み場や水路、ダムを象徴したモノがあり、ペットボトルの水まで”ご自由にどうぞ”だなんて、本当にありがたく嬉しいサービスだった。天気に恵まれた分、けっこう暑かったから。

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一泊二日でぎりぎり、作品はほぼ制覇できたけど、残念ながら16と17の作品は観られなかった。もともと、熊よけの鈴を持って林の中へ入っていく形だったのが、数時間前に本当に熊(らしき?)が出現したとの事で中止に。翌日は警戒しつつ再開されていたらしいけど、そんなにキケンだったのかと驚いた。たしかに、山間の道には鐘つきが所々設置されていたから、人も熊もお互いに注意しなくてはいけない場所なのだった。

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年々芸術祭があちこちで増えている中、北アルプスも今回が初。総合ディレクターが北川フラムさんという事で、安心感期待感は高めで向かったアート巡り。山の上から見下ろして、自然の中に溶け込んで、または異物として存在して…  作品は素晴らしいものが多く(イマイチと感じたのは少なめ)舞台となった霊松寺、仏崎観音寺、信濃公堂と言った建物にも目を見張ったし、木崎湖や大町ダムも美しかった。

金土祝前日のみの夜に開催される「花咲く星に」は夢のような時間で、最高に良かった!生花を使った壮大で幻想的な作品で、いったいどうやっているのか考えるのも楽しい。YAMANBAガールズ「おこひるの記憶」では、土地にまつわる話と伝わる料理を堪能。美味しいし直接会話もできてイイ時間だった。けっこう歩くけど満足度の高いアート旅、7月30日まで。ぜひオススメ! 二泊なら、さらに周辺へも足を運んだり、のんびり出来て良いかも。

 

◆玄光社から「絵本のいま 絵本作家 2017-18」が今月11日に発売(作家紹介である「イラストレーションファイル」の絵本版)。私も掲載されているので、どうぞよろしく。

〜2017年7月〜

水無月・京都旅

◆大学時代の女友達4人で京都を三日間楽しんだ。なかの一人が哲学の道の近くに家があるのでお世話になり、このメンバーでは何十年かぶりの旅行。私が京都を訪れるのも10年ぶりくらい。梅雨入り後で天気の心配があったけど、運良く雨にふられず暑すぎず爽やかな日々だった。

法然院、永観堂、水路閣、銀閣寺は、おさらい的に、やっぱりイイねと。なかでも三十三間堂は、二十代の頃は面白く感じなかったけど、今回はホォ〜ッと堪能することができた。ようやくそんな年になったみたい。

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今回が初体験だったのは、貴船の川床(6月は少しオトクなコースが有り)と大原の三千院。川床は「ひろや」で一枚羽織りながら、木漏れ日の下、川の流れを観つつ、美しい料理を楽しんだ。ここぞと奮発!なんて贅沢〜。苔好きとしては、永観堂と三千院が良かった。

アート巡りも2箇所。初日に細見美術館で「杉浦非水 モダンデザインの先駆者」(6月11日まで)を観て、母校の創立者のセンスを確認し、次に、偶然出くわした祇園甲部歌舞練場内の八坂倶楽部「フォーエバー現代美術館コレクション 草間彌生」(10月29日まで)。こんな場所にカボチャが?と近づいて、入ってみたらお座敷にシルクスクリーンやエッチングやコラージュを中心とした作品が。東京の新美術館とは被っていないし、和の空間で観る面白さがあり、嬉しい掘り出し物だった(空いてるし)。

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青葉の美しさが際立つこの時期は、外を歩くのが気持ちいいし、高級もB級も、甘いもの旬のもの名物のもの、いろいろ美味しく食べて、お喋りして。夜の哲学の道で、ホタルが数匹光っていた。

〜2017年6月〜

植物ぎっしり、人々もぎっしり

◆アーツ千代田3331の1階メインギャラリー、佐藤直樹個展「秘境の東京、そこで生えている」(火曜休み・6月11日まで)はとても濃密で良かった! ”ひたすら描き続けている”という熱気をたしかに感じるし、木炭画の墨一色の向こうに鮮やかな色すら感じる。それぞれの花と樹の名前も認識できる。ざわざわ…チチチ…ザッパーーン!と音も聞こえてきそう。これはもう、大のオススメ展覧会。

3331(ロゴデザインは佐藤氏)は小学校跡地を利用したアート施設で、教室が沢山の小さなギャラリーとなっている。地下の佐賀町アーカイブ(金土日祝のみ)でも「そこで生えている」初期の作品があり、へぇーこんな感じだったのか、となる。2階では、是恒さくら「沖語り・オキガタリ」(土日のみ・6月25日まで)に惹かれた。留学先のアラスカのテイストが面白くて。ランチにぴったりなコッペパンとコーヒーは、どちらもちょっと本格派の美味しさ。3331を訪れたのは2度目だけど、少しずつ変化してるようで、これからも度々寄ってみたい場所となった。

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◆六本木ヒルズの森美術館での「N・S・ハルシャ展 〜チャーミングな旅〜」は、インドの現代美術家の20年間の代表作を集めたもの。洗練されている(され過ぎている?)せいか、インド人がぎっしり描かれているとしても暑苦しさはなく、顔なんてもっと濃くあって欲しいくらい。色使いが美しいし、一人一人を観る楽しさがあり、寝姿が特にいいなと思う。望遠鏡と宇宙、寝て食べて働く…インドな世界を巡った後はカレー、なかでも南インド料理を食べたくなるはず。無料音声ガイドの声が細野晴臣だったのがトクした気分♪  6月11日まで。

◆映画「メッセージ」がじわじわと来ている。ん?これはいったいどういう事?ともやもやしながら観ていたけど、ラストで、そういう事だったのか!とやっとわかって、ザラリと心に落ちた。数日経ってふと思い出し、じわじわ来ている。何年かしてタイトルを忘れても、この切ない感覚はきっと残ると思う。劇場でぜひ。

〜2017年5月〜

いちはらアート×ミックス 2017

◆2014年の第一回は、気になっていたものの行きそびれたので、「いちはらアート×ミックス 2017」へは4月中旬に繰り出した今回。桜と菜の花がきれいな晴れの日で、とっても良かった!東京の隣とはいえ、大きな千葉県の中央の奥のほうの里山。よくわからないので、ホームページをじっくり見て、プランBのコースをなぞることにした。もう一回行けば全て巡ることが出来そうだけど、日帰りとしては全体の半分、でもじゅうぶん満足。

芸術祭としての魅力の半分は、小湊鉄道に乗ること。レトロな駅舎、ボール信号機、とにかく桜とにかく菜の花、新緑、水田、沿道の撮り鉄たち!童話みたいなトロッコ列車の予約が取れたらさらに興奮しそう。

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まずは養老渓谷で下車して、アートハウスあそうばらの谷。どっしりした古民家で反射板を使った作品や映像を観る。家の細部と暗がりの中の幾何学模様が良かった。次に IAAES(旧里見小学校)で教室を次々のぞく。土のレストラン、美術室など楽しんで、一番興味惹かれたのが角文平「養老山水図」という机を彫って市原の地形を立体化した作品。すごい!これは感動的。気温が高めの日で”モグラさん”は大変そうだったけど。

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そして次は(旧月出小学校)である月出工舎。月夜が見てみたい素敵な地名。ここで生まれ育った人の言葉が抽斗に入っていたり、校庭の遊具がお洒落な色で塗られていたり、水のないプールの中に土っぽい彫刻がドーーンとあったり。月に関連したウサギと杵かと思ったら雫のイメージだそうで。

最後に市原湖畔美術館へ。まず、建物を取り巻く風景が美しい。カゲロウの水上彫刻、湖面のキラキラ、寝っ転がりたいムード。カラフル小屋やカールステン・ニコライ展ほか、のんびりし過ぎでやや駆け足気味になってしまった。

「晴れたら市原、行こう。」のキャッチフレーズはホントにその通り!5月14日まで。

〜2017年4月・その2〜

草間彌生 わが永遠の魂

◆国立新美術館での「草間彌生 わが永遠の魂」を観た。先月88歳になった草間さん。みなぎるパワーと色彩を浴びて、こちらも元気をもらえる展覧会だった。さらにオススメなのは音声ガイドを借りること(+500円)。目で観るだけじゃなく、耳からは本人の詩の朗読や歌声まで注ぎ込むと、、ニヤつかない訳にはいかない危うい楽しさがある。亜土ちゃん&平野レミと同じく、言いたいことがありすぎて追いつかない感じ。もう少し落ち着いて喋ってみて〜と肩を叩きたくなるような。

各タイトルにも注目。愛、初恋、青春、幸福といったキラキラした感情の一方、自殺、死、戦争といったネガティブなもの、その他、平和への願い、星や宇宙など、バリエーション少なめで似たようなタイトルが繰り返される。自身のキモチの状態が表されていそう。

2012年の埼玉県立近代美術館にも行って圧倒されたけど、あれからずっと描き続けていての今回、さらにパワーアップしているように思う。助手がいるとはいえ、大きな作品を描くには気力体力ともに相当必要だから、もう、すごい!!!としか言えない。しかもどんどん色合わせが美しくなってるみたい。初めての人はモチロン、何度でも見応えがある。さすがです。(5月22日まで・2日以外の火曜休み)

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◆映画「パッセンジャー」は、予告をみた時は宇宙での過酷なラブストーリーだと思っていたけれど、それ以上にザワつく展開で、かなり衝撃的。。まるでホラーだ、と書いている評もあるように、考えただけで気が遠くなるしゾッとする。とても哲学的なテーマなんじゃないかな。”到着までのその後のこと”に想像を巡らし、観た人どおしでいろいろ沢山話しが出来そう。そもそも、人間の造った装置に100%の信頼なんて有り得ないって、気づいてしまってる私達。ジェニファー・ローレンスの水着サービス(あんなデザインのを持っていくかな??)もあるし、映像美も堪能でオススメ。

この春の桜はのろのろしていて、多忙を抜け出せてから何箇所も満喫することが出来て良かった♪ これからの新緑もワクワク。イイ季節を楽しむ時間をとらないとモッタイナイ。

〜2017年4月〜

うきうきしたり、じんわりきたり

◆銀座8丁目(ほぼ新橋)のクリエーションギャラリーG8での「mintdesigns」はお洒落ゴコロをくすぐられる魅力的な展示。ここの服を目にする度、というか、素敵な色合いと柄に吸い寄せられて近づくとここの服なので、いいなぁと思っていた。

アイデアのヒントがたくさん並んでいて楽しく、切り紙の手法なんてアナログでクラシックな感覚に親近感が湧いてしまう。髪の毛だの逆立つ猫だの蟻だの、グッと来るモチーフ。色は屈託のない明るさでセンスの良い組み合わせ。いつか着こなせる日が来るのかな、来て欲しい。(3月25日まで・日祝休)

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◆映画「ラ・ラ・ランド」はあまりにも評判で、ミュージカル好きだし、早く観に行かずにはいられなかった。冒頭の渋滞中の歌のシーンは一気に持っていかれて、美しい夕暮れ、魅力的なエマ・ストーン、ラストにはホロリときて楽しめた。でも、100%の満足ではないかな。あまりにも褒められ、宣伝をたくさん目にし、期待が大きくなりすぎた。平常心で観ていたら感動がより大きかったかも。もっともっと素晴らしいと思っていたから。(以下ネタバレ注意)

最初、車でカセットテープを操作してたり、80年代の格好で演奏してるシーンがあるので、いつの設定?と思ったけどプリウスが出てくるから現代だと。一人芝居に数人の客しか来なかったのにそんなウマイ話が来る?など、ツッコミどころはあるけど、女性は好きです、こういう映画。観た後は頭のなか挿入歌でいっぱいだったし、部屋の中でステップ踏んだり、浮かれた気分になれたから「良し」ということで。

◆スカイ・ザ・バスハウスでの宮島達男展(4月22日まで・日月祝休)は、この会場ならではの空気感で良かった。六本木ヒルズけやき坂の作品「Counter Void」は震災以来消灯していたのを、3月11〜13日の三日間だけ五年ぶりに点灯したという。これで大きな意味のある作品となったし、パブリックアートの存在価値を強く感じた。

テレビはドラマ「カルテット」がとにかく良くて、永遠に終わらないで欲しいくらい。今はミモザやミツマタ、早咲きの桜が可愛い。本格的な春までもう少し♪

〜2017年3月〜

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