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ポキート劇場:192

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アートへの情熱、衝動こそアート

◆東京ステーションギャラリーでの「ルート・ブリュック 蝶の軌跡」が素晴らしかった!セラミックの美しい色と形はとても繊細・緻密な作業であるはずで、豊かなイマジネーションと情熱に圧倒されてしまう。

鳥や蝶などの具象であったり、幾何学的な立体感のある抽象であったり、作風の変化はあるけれど(どちらもイイ)50〜70年代にかけては特に、いかにもその当時の雰囲気が感じられる。凸凹、光と影、微妙な色合いをひとつひとつ丁寧に味わい、映像もじっくりと観るのをオススメしたい。東京は6月16日まで、以後各地へ巡回。

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◆「芳華」という中国映画も良かった。文革時代の青春モノは切なくて好きな作品が多い。歌や踊りの慰問をする文工団の若者たちが、理不尽の波のなかを生きてゆく数十年。いじめも恋も、うまく渡れるもの、辛く病んでしまうもの、迫力ある戦闘シーンには驚いた。135分を長くは感じず、ラストは胸がいっぱいになってホロリ。

◆「櫛野展正のアウトサイド・ジャパン展」(東京ドームシティ・ギャラリーアーモにて5月19日まで)は、アール・ブリュットやアウトサイダー・アートという分野の展覧会。広島の鞆の浦まで観に行ったこともある、このキュレーターの集めた人々の制作熱をどっぷり浴びた。

村上千洋子・茂樹、スギノイチヲ、小林一緒などの作品はセンスよく面白くて好きな世界。あまりにドロッとしたタイプは苦手だけど、それぞれみっちり集中して制作しているのがわかる。この、やらずにいられない衝動こそがアートなのだと思う。

純粋アートと違い、仕事となると締切とお金が関わってくるので、丁寧にしてもやり過ぎないようにしないと、その塩梅がなかなかね。。

〜2019年5月〜

上野で野外シネマ「バレエ・フォー・ライフ」

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◆4月26日と27日の二夜だけ、東京国立博物館・表慶館の前で、入館料のみの特別な野外上映があった。私は二日目に行き(前日は雨で急遽室内となったけれど)ゴールデンウィークなのに冬の寒さのなか、気持ちは熱くなれたほど良かった。タートルセーターにダウンコートのフードを被って手袋で、配布された毛布にくるまっても雪山のリフトに乗ってるような寒さだったけど、大満足。ライオン像に挟まれた空間に映されたのは、モーリス・ベジャール・バレエ団の近年の公演の映像で、二時間弱のもの。

バレエ・フォー・ライフ」は、クイーンのフレディ・マーキュリーと看板ダンサーであったジョルジュ・ドンが、共に45歳という若さで一年違いでAIDSで亡くなったことへのオマージュ作品であり、35歳で亡くなったモーツアルトの曲も散りばめつつ、クイーンの17曲で構成されたバレエ。まさに、オペラとバレエを愛したフレディにぴったりの組み合わせ。こんな作品があったなんて知らなかった! 昔、ジョルジュ・ドンの公演を観に行って感動したのに。

曲目のチェックなどせず真っさらな状態で観たので、始まりにホ〜と思い、次の曲は何だろ?とワクワクした。ほんのちょっとの音にも反応(曲にならずに一瞬のモノもあり)ダンサーの動きやコスチュームにニヤリとしたり。ライブ音源もあるので、思わず口ずさむ臨場感も味わえた。シーサイド・ランデブー、ミリオネアといったお気に入り曲もあったけれど、映画のサントラ盤にはいってるような曲は半分ほど、残りの半分くらいはかなり後期の曲で、独特の選曲というか死を意識した想いを感じる。

ジョルジュ・ドンの映像はなんとも悲痛な表情で、公私共にパートナーだったベジャールの深い悲しみが伝わってきた。そのベジャールも80歳で亡くなり、衣装担当のヴェルサーチも初演1997年の翌年に撃たれて亡くなり…、でも、こうして作品は残っている。”芸術”という天才たちの創造した美しく素晴らしいモノは、永遠に人を引きつける力がある。

2020年5月にバレエ団が来日しこの作品も上演決定らしい。これはぜひ生でも観たい。あらためて映画の大ヒットに感謝! 

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◆いよいよ瀬戸内国際芸術祭のシーズンがやってきた。初めての春会期に向けて準備は万端♪ それにしてもこの春は寒さがぶり返して、おかげで桜は長持ちしていろんな場所で楽しめたけれど、あまり天候が荒れませんように。災害の多かった平成は今日で終わり、明日から令和になるなんて。どんな時代になってゆくのだろう。私もいったい…?

〜2019年4月〜

話してみたい!伝えてみたい!ニッポンのこと 1,2

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海外からお客さんをむかえたら 全3巻/食のイラスト/教育画劇(2019)

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