イラスト・絵本・キャラクター制作
    冬壺茶壺 〜かわむらふゆみWebサイト〜
    illustrator/KAWAMURA Fuyumi

 

 

あふれる才能を浴びる

◆夏からやっていたのにギリギリになってしまった「鈴木康広 始まりの庭」(2月25日まで)はとても面白かった。箱根 彫刻の森美術館での展覧会。箱根じたい十何年ぶり?でココは何故か初訪問。天気予報では春の陽気のはずだったのに寒かったけど、屋外屋内お茶で三時間たっぷり楽しめた。

鈴木さんの作品は2010年の瀬戸内国際芸術祭での”ファスナーの船”が初めての出会いで、なるほど〜!なアイデアにワクワクした。身近なモノゴトを”見立て”る作品の数々。水滴がポトリと落ちると切り株に年輪が現れたり、目線の高さで上か下か変わる彫刻、顔のスプーン、空気の人、手の石鹸、現在と過去のスタンプ…等、いいなぁと思うものが沢山あった。ツイッターでも日々”見立て”がアップされているので、たまにチェックしてるけど、アンテナはどんどん研ぎ澄まされてゆきそう。

news167

◆世田谷文学館での「ミロコマチコ いきものたちの音がきこえる」(4月8日まで・月休)は素晴らしかった!今もっとも勢いのある絵本作家・画家であるミロコさんの魅力がたっぷりで、豊かな表現と色のシャワーを浴びることが出来る。週末には本人登場イベントがあり絵本やグッズも並んでて、ぜひオススメ。

2010年にグループ展でご一緒してから、あっという間にスターになって、才能のきらめきは只者ではなかったけど、桁違いの爆発とでも言っていいような。こういうのが天才なのかも。

ようやく春が近づいてきた感じ。コツコツと頑張っていきましょうっと。

〜2018年2月〜

ポキート劇場:175

poquito175

アーティストたち

◆しばらく続いていたハードな仕事からようやく解放された。この寒さと毎晩遅くまで机に向かっていたせいで、久しぶりに左手の小指にしもやけが出来てしまった。それにしても東京でこんなに厳しい寒さが続く冬は珍しい。雪国のことを思うと甘っちょろいのだけど。正月期間と下旬には出歩くことができた。寒くてもなんの。

日比谷図書文化館での「DOMANI 明日展 PLUS」(2月18日まで)はなかなか良かった。寺崎百合子の鉛筆画と宮永愛子の透明な本の作品が素敵だし、瀬戸内芸術祭で楽しんだ蓮沼昌宏のアニメーションにも再会できた。別の階の図書室にも作品が紛れていたり、この場所自体も時間をかけたい展示だった。

表参道のvoid+での「高田安規子・政子展」(1月20日までで終了)は、部屋の奥でひっそり輝く宝物をこっそり見つけたようなワクワク感。例のトランプや、ゴブラン織の立体化もあれば、小さな花瓶やシャンデリア等の女性らしい感性のきらめきがあった。

news166a

◆映画はアーティストもの2つ。「ジャコメッティ 最後の肖像」では、あまりの傍若無人ぶりに辟易した。品の良いアーミー・ハマーに救われたけど、そっくりなジェフリー・ラッシュはまさに”はまり役”。そんなに持ち上げるほどの天才なのかピンと来ないものの、これは病気かな。

デヴィッド・リンチ:アートライフ」は、彼の映像を観ずにはいられない者としては、彼自身どういう人なのか知りたかった。現在こんなに小さい娘がいて、ひたすら筆か手を動かしているアーティストであり、なんとなくイメージ良さそうな気がしていたフィラデルフィアが”恐怖が垂れ込める意地の悪い街”であった…。ものすごく引き込まれたり、うんざりするほどの嫌悪感を持ったり、作品の良し悪し好き嫌いは極端で、ただ確かなのは深く心に残ること。もやもやでも、グサリとでも。渋谷ヒカリエ8/ART GALLERYでデヴィッド・リンチ版画展(2月12日まで)もやっている。意外とお手頃価格では?と思ってしまった。

news166b

◆上野動物園を訪れたのは数十年ぶり? 愛くるしいシャンシャンには会えなくたって、のんびり寝てるお父さんパンダは会えた。動かないはずのハシビロコウはせっせと毛づくろいしていたのが印象的。こんなに活発なの??

〜2018年1月〜

ポキート劇場:174

poquito174

世界を変える美しい本

◆板橋区立美術館へは、絵本関連の良い企画が多いので、ちょこちょこ足を運んでいる。今回の「世界を変える美しい本 インド・タラブックスの挑戦」(2018年1月8日まで・月曜と年末年始休み)も素敵な展覧会だった。都内でも行きにくい場所だけど、充実していて、観るのに1時間半で閉館時間となってしまった。ちょっとした書店で目にした事があるタラブックスの美しい絵本は気になっていたから。

news165a

たくさんの原画は、それだけで素晴らしいものもあるし、たとえシンプルなペン画でも、洒落たデザインでカラフルな絵本に仕立て上げるセンスの良さが光ってる。インドというとかなり泥臭い印象だけど、こんなにもオシャレな世界があるのだという驚き! 絵だけ見ると伝統的で、みっちりと描き込むタイプがほとんどで、かなり画一的ではある。例えば、顔は正面か真横からのみというお約束。映像では、描くところ、シルクスクリーンで刷って製本するところ、など興味深い。ちょっと不満だったのは、グッズ(バンダナ、Tシャツ、トートバッグ…)のイラストにソレじゃなくて、アレとかアレを使って欲しかったなぁと。

news165b

◆2017年の出版・年間ベストセラーの第二位に「ざんねんないきもの事典」が入っててビックリ!うんこドリルより上。メインのイラストではないものの、携わった一人として嬉しい。(ボーナスでも出たらさらに嬉しい…)隅っこのパラパラや合間の四コマが、たくさんの人の目に触れたはず、ということで良かった。今後もこのような幸運な仕事に出会えますように。あっという間の1年。またしても、そしてますます早くなりそう。

〜2017年12月・その2〜

BLOG INFORMATION

>> Latest Entries
>> Recent Comments
>> Recent Trackback
>> Links

 ((( 画像と文章の無断転載を禁じます!))) Copyright (C) 2005-2018 KAWAMURA, Fuyumi.
 NO REPRODUCTION OR REPUBLICATION WITHOUT WRITTEN PERMISSION !!

(( C O N T A C T ))contactb
1 / 91 >>


Instagram


L I N E クリエイターズスタンプあります

line-stamp

"ポキート劇場" の本はコチラ

         

このページの先頭へ